2023年7月、子どもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」に、介護福祉士の体験ができる「ケアサポートセンター」パビリオンをオープンしました。介護という仕事を子どもたちにもっと知ってもらい、子どもたちが憧れる職業のひとつにすることを目指した取組みです。
「ケアサポートセンター」での体験を通じて、未来を担う子どもたちが相手の立場になって寄り添い、行動する力を身につけるとともに、新しい介護の可能性を知り、介護職への興味・関心を持つ機会となることを願っています。
子どもたちにとって介護がもっと身近なものとなるように、介護について楽しく学べる、子どもとその保護者向けのウェブサイト「すまいるかいごタウン」を2023年7月に開設しました。
「介護を知らない」「介護に触れたことがない」子どもたちが、介護や高齢者への理解を深めることで、認知症や少子高齢化などの社会問題に対しても前向きに考えるきっかけとなること、介護職が子どもたちの憧れの職業になることを目指していきます。
認知症のある方が日常生活でうまくできないことで生じる行動面の困りごとや、強い不安など心理的な困りごと(BPSD)などの要因を、Health(健康)Environment(環境)Communication(伝達)Task(作業)の4つの項目から探り、それを解決する方法を見つけ出す当社独自の手法です。
当社ではHECTアプローチを用いて、ご利用者さまの症状改善等に取り組んでいます。
フランス発の「ユマニチュード®」は、知覚・感情・言語による包括的なコミュニケーションに基づいたケア技法であり、どんな人にも「あなたを大切にしている」と伝えることができる方法です。
当社は「人間尊重を基盤としたケアの実現」を目指し、ユマニチュード®を導入しました。現在、全職員を対象に「オープン型ユマニチュード®入門研修」を展開し、ご利用者さまの認知行動・心理症状の軽減に取り組んでいます。
全国にある当社の事業所で、認知症当事者の方やそのご家族、地域の方を対象とした「認知症カフェ」を開催。認知症に関するイベントや座談、認知症予防体操、ほっと一息のお茶など、さまざまな形で交流する場となっています。
当社は、職員の認知症サポーター養成を推進するとともに、講師資格を持つ職員(キャラバンメイト)が地域で認知症サポーター養成講座を開催することで、認知症のある方が暮らしやすい地域の実現に取り組んでいます。
近所に気になる人がいればさりげなく見守る、認知症になっても友人づきあいを続けていく、認知症のある方と暮らす家族の話し相手になることなども、認知症の基本を学んだサポーターだからこそできる活動です。
当社は2023年3月、SOMPOグループが掲げる「認知症に備える・なってもその人らしく生きられる社会」の実現に向けた取組みの一環として、『認知症バリアフリー宣言』を策定しました。認知症になっても尊厳と希望を持って生活できる社会システムの構築と地域共生社会の推進を目指していきます。
< 宣 言 >
当社は、経営理念に掲げる「人間尊重」の実現に向け、認知症のある方とそのご家族、また職員を含め安心・安全・健康に暮らせる認知症バリアフリーの実現を目指し、次の事項について継続的な取組みを実施していきます。
「人間とテクノロジーの共生による新しい介護のあり方を創造する」ことをミッションに、テクノロジーによる介護人材の需給ギャップ解消に取り組むラボ。
当社のみならず、介護業界全体に寄与することを目指し、介護を受ける人・する人双方にとって魅力あるテクノロジーの実証と研究を行っています。
当社には様々な介護現場で鍛えられた独自の事業運営ノウハウがあります。そのノウハウを活かし、介護業界に関わる事業者の皆さまのニーズに合わせたコンサルティングや配食サービス、煩雑な業務を一括して担うワンストップの運営サービスなどを様々な形でご提供いたします。
拡大を続けるシニア事業のニーズに対応し、持続可能なサービス提供体制の構築をお手伝いいたします。